仕事が重なると、空いている時間をすべて埋めたくなります。一人で会社を回していると、止まったぶんだけ仕事が遅れるような気がするからです。
でも、ぼくは忙しさに飲まれそうなときほど、意識して立ち止まるようにしています。さらに頑張るのではなく、いったん情報から離れる。これは効率を上げるための裏技ではありません。余力がなくなった自分を、そのまま走らせないための習慣です。
この記事では、ぼくが実際に続けている二つの時間と、その背景にある考え方を書きます。サウナやマッサージを勧める記事ではなく、あくまで一人社長であるぼく自身の立て直し方です。
忙しいときほど、立ち止まるのが怖くなる
忙しさに飲まれそうなときは、単に予定が多いだけではありません。ぼくの場合は、次に何をすべきかを落ち着いて整理する余力がなくなっている状態です。
余力がないときほど、「この数時間も仕事に使わなければ」と考えます。ところが、そのまま進めても、頭の中には次々と情報が入ってきます。やるべきことと、今すぐやらなくてよいことの区別がつきにくくなり、新しい考えも入りづらくなります。
そこでぼくは、忙しさを感じてから予定を詰め直すのではなく、立ち止まる時間そのものを先に持つようにしています。
二週間に一度、情報から離れて一人になる
一つ目は、二週間に一度くらい、サウナや温泉へ行くことです。施設名や特別な入り方が大事なのではありません。ぼくにとって大事なのは、目の前の情報から離れ、一人で向き合う時間を取ることです。
普段は、仕事の連絡、資料、画面、次の予定が途切れず入ってきます。その流れをいったん切ると、少しずつ「本当に今やるべきこと」が整理されます。仕事の進め方を考え直したり、新しい案が出てきたりすることもあります。
ぼくはこの時間を、自分の中で「脳内をリセットする時間」と呼んでいます。医学的な意味ではなく、情報を入れ続ける状態から一度離れる、という個人的な感覚です。
月に一度、強制的に考えられない時間をつくる
二つ目は、月に一度くらいマッサージを受けることです。時間は一時間半ほど。施術を受けている間は仕事を進められず、考え続けることも難しくなります。
ぼくにとっては、その「何も考えられない時間」が大切です。頭を空っぽにする時間があると、そのあとで新しい情報を受け入れやすくなると感じています。
ここでも、目的は予定を増やすことではありません。自分の意思だけでは仕事を止めにくいから、止まらざるを得ない時間をあらかじめ置いています。
数時間止まって遅れるなら、その前から無理が重なっている
忙しいときに立ち止まると、納期や仕事が遅れるのではないか。ぼくもそう考えることがあります。
ただ、数時間立ち止まっただけで大きな遅延が起きるなら、その数時間が原因というより、もっと前から余裕のない状態が積み重なっていたのだと思います。限界に近づいてから休みを入れても、立て直すのは簡単ではありません。
だから、余力が完全になくなる前に整える。忙しくなったときの対処ではなく、忙しさに飲まれないための日々の扱い方として、立ち止まる時間を持つようにしています。
ぼくが大事にしているのは、方法より順番
サウナ、温泉、マッサージが誰にでも合うとは限りません。ぼくの方法をそのまま真似する必要もありません。
大事なのは、次の順番だと思っています。
- 余力がなくなっていることに気づく
- 新しい情報から離れる時間を取る
- 今やることを、立ち止まったあとで整理する
忙しい最中に、さらに予定を詰め直すのではなく、先に空白をつくる。そのあとで仕事へ戻る。この順番に変えただけで、ぼくは自分の状態を扱いやすくなりました。
仕事を減らす前に、抱えている仕事を見える形にする
立ち止まっても、抱えている仕事そのものが見えないままだと、またすぐ同じ忙しさに戻ります。何を自分が持ち、何をAIや仕組みに任せ、何を今はやらないのか。そこまで分けて初めて、余白を守りやすくなります。
NoBorderの無料AI診断では、今抱えている仕事を整理し、AIに任せやすい作業と、人が判断すべき仕事を分けます。所要時間は約3分です。