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元教員のぼくが、なぜ会社を作ったか

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「元教員のぼくが、なぜ会社を作ったか」の文字と抽象的な技術図形を配置したNoBorderのアイキャッチ

2021年3月31日、ぼくは教員を退職しました。

「新しいことに挑戦したくて、前向きに辞めた」と言えたら、きれいなのかもしれません。でも、実際は少し違います。

ぼくは不安障害になり、教員を続けることができなくなりました。一緒に仕事をしていた先生との関係がうまくいかず、知らないうちにストレスをため込んでいました。

辞めたいと思って辞めたというより、体が「もう無理だ」と知らせてきて、辞めざるを得なかった。それが正直なところです。

パソコンが得意ではなかったぼくの、その後

教員を辞めたあと、ぼくはECサイト構築の進行管理を中心に仕事をするようになりました。

もともとパソコンに詳しかったわけではありません。むしろ苦手なほうでした。だからこそ、まずは人とのやり取りや、仕事を前に進める役割を頑張ろうと思いました。

その仕事には手応えがありました。一方で、自分で作れるものが少ないことに、もどかしさも感じていました。

開発も、デザインも、資料作成も、分析もできない。人と人をつなぐことはできても、自分一人で最後まで形にできる仕事は限られていました。働く時間を増やさずに収入を伸ばすことも、簡単ではありませんでした。

AIが「できない」の壁を低くしてくれた

その状況を大きく変えたのが、生成AIやAIエージェントでした。

今まで一人ではできなかった開発やデザイン、資料作成、分析、仕事の管理まで、少しずつ自分で進められるようになりました。そして、それを実際の仕事や収入につなげられるようにもなりました。

ぼくにとってAIは、単に仕事を速くする道具ではありません。

「自分にはできない」と思っていたことに手を伸ばせるようにしてくれたものです。目の前にあった壁を、少しずつ低くしてくれた存在でした。

だから、会社名をNoBorderにした

自分がAIの力で壁を乗り越えられたように、ほかの人が感じている壁もなくしていきたい。

その思いから、会社名を「NoBorder」にしました。

ITがよく分からない。専門用語ばかりで怖い。自分の会社には難しそう。そんな理由で、やりたいことを諦めなくていいようにする。AIを使って、その人の前にある壁を低くする支援がしたいと考えています。

教員だった経験は、今も生きている

IT未経験から体当たりで学んできたからこそ、分からない人の気持ちはよく分かります。

そして教員時代、何度も「どう伝えれば分かってもらえるか」を考えてきました。難しい言葉をそのまま渡すのではなく、相手に合わせてかみ砕く。分からないことを責めず、一緒に進む。

この力は、今の仕事にもそのまま生きています。

限られた時間でも、前に進める会社へ

今のぼくには、家庭があり、子どもがいます。働ける時間には限りがあります。それでも、収入を上げ、仕事を前に進めたいと思っています。

だからこそ、一人で抱え込まず、AIの力を借りながら会社をつくることに意味があると感じています。

教員を辞めたときは、自分が会社をつくるとは想像していませんでした。

でも、できないことが多かった自分だからこそ、壁の前で立ち止まる人の気持ちが分かる。その人の隣で、壁を少し低くすることができる。

それが、ぼくがNoBorderをつくった理由です。

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